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実践編

5.実験開始

実験開始まで来ました

伝達関数の計測
 今回の計測点数は9点



データ基準点
 加振点は、全てのモードの腹(振幅があり、節ではない点)に近い 点、このケースではフリーフリーの条件のため、@、B、F、Hは節にならない。 今回@を基準点とします。

計測する伝達関数の数
今回@を基準点(固定点)とすると、伝達関数は、@−@、@−A…@−Hの組み合わせで9個あります。


データ計測方法
 データの計測で@を基準点とすると、以下の方法があります
 ・ @を 加振して、応答のセンサーを@からHまで移動する方法(これが標準)
 ・ 
@に応答のセンサーを取り付け、加振を@からHま で移動する方法
 但し今回の鉄板に関しては線形として問題ないため、加振点移動でもOK

計測開始
 以下のように伝達関数を計測する
コヒーレンスは値が0から1の関数で、伝達関数の信頼性を示しています。コヒーレンスの値 が1に近い周波数は、伝達関数の信頼性が高く、0に近い周波数は 信頼性は良くありません。
                     
                           伝達関数                                                   コヒーレンス


上記の図は、コヒーレンスがほとんどの周波数において、1に近い値であり、伝達関数の信頼性は良いことがわかります。特に伝達関数のピーク周波数において コヒーレンスの値が1に近い事が重要です(赤い矢印)
但し、伝達関数の谷に当たる周波数(青い矢印)は加振を行っても応答がない周波数であり、これは信号のS/Nのため、コヒーレンスが小さい値でも問題あり ません。
伝達関数計測中は、時間データ、伝達関数、コヒーレンス等に気をつけながら加振を行います

また、1箇所の伝達関数を計測ごとにデータを保存しますが、加振位置と応答位置の情報も一緒に指定して保存します。例えば、ポイント1のZ方向の場合は、 1Zと指定します。

 

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